電波法違反で摘発
一昨年、Garmin製のGPS首輪を販売していた業者が電波法違反で摘発されて業務を停止しました。

以前からこの首輪が使用している周波数は、日本国内では陸上移動局あたりが使用する周波数で電波法違反になると役所(総務省総合通信局)も我々、業界も使用者に呼びかけて、国内合法の古野電気製ドッグナビをお薦めしていたのです。
ところが、いま現在でもGarmin製の違法GPSが首輪の修理をしてくれだの、首輪を欲しいとかおっしゃる猟師さんがたくさんいらっしゃいます。昨日(2021/04/18)もこの件で連絡がありました。
いい加減にしてほしいものです。
周波数「チャンネル)
Garmin製GPS首輪で使用している周波数は150Mhz帯です。
国内でもっとも利用者が多い簡易業務用無線のVHF使用周波数は以下の9chです。
1 | 154.4500MHz | ||||
2 | 154.4700MHz | ||||
3 | 154.4900MHz | ||||
4 | 154.5100MHz | ||||
5 | 154.5300MHz | ||||
6 | 154.5500MHz | ||||
7 | 154.5700MHz | ||||
8 | 154.5900MHz | ||||
9 | 154.6100MHz |
Garmin製GPSが首輪をお使いの方、取扱説明書をお持ちでしたら、使用周波数(チャンネル)リストをご覧になって下さい。どんぴしゃりの周波数があるはずです。
デジタル電波ですから音声は出ません。でもデータをアナログ機が受信した場合、ギャといったノイズが聴こえるのです。これが1秒ごとに出ます。犬が3頭もいたらどうなるでしょう。会社内の業務通信を完全に妨害してしまいます。
これ以外のチャンネルでも重要な陸上移動局の妨害をします。
合法・古野電気製ドッグマーカー
対策は合法な古野電気製ドッグナビに交換をすることしかありません。
「古野製は飛ばないから使い物にならない」などと言って、未だにGarmin製をお使いの方は本当に認識がないのです。
Garmin製は出力2Wで、古野製は1Wです。これだけの出力差があれば単体では確かにGarmin製が飛びます。しかし古野電気製ドッグナビには「中継機能」があるのです。二人以上で使用すれば、お互いの狩猟者端末データを中継することで共有できます。人数が多いほど使用エリアが拡大することになります。

また「ヒト検知機能」があるので狩猟者同士の位置情報を共有することもできます。お互いの位置が分かるので安心して狩猟ができます。安全狩猟の切り札です。